🏗️ 【現場の熱気!】コンクリートポンプ車、始動!圧送工事のダイナミックな舞台裏を公開

2025/11/17

今回は、建物の構造を支える「コンクリート圧送工事」の現場に密着!巨大な機械、熟練の技、そしてなにより安全への徹底したこだわりが詰まった、ダイナミックな作業の様子をお届けします。

1. 🚜 現場の主役!コンクリートポンプ車、設置完了

まず、現場で目を引くのが、巨大なブームを持つコンクリートポンプ車です。この車が、ミキサー車(アジテータ車)から供給された生コンクリートを、型枠のある所定の場所まで圧力をかけて送り届ける、いわば「心臓部」の役割を担います。

始動前の重要な準備:アウトリガーの張り出し

ポンプ車がコンクリートを圧送する際には、強烈な反動と大きな重量がかかります。そこで最も重要になるのが、車体から左右に伸びるアウトリガー(転倒防止装置)の設置です。

  • 強固な地盤の確保: 設置場所の地盤を確認し、沈下や転倒を防ぐため、敷板(受盤木)を敷いて安定させます。
  • 水平の徹底: ポンプ車を水平に設置することで、ブームを安全に旋回させ、機械の負担を減らします。

この地道な準備こそが、後のスムーズで安全な作業の土台となるのです。

2. 🤝 生コンクリートをホッパーへ!ミキサー車との連携

設置が完了すると、生コンクリートを積んだミキサー車がポンプ車の後部にあるホッパー(受け皿)に生コンを投入します。

ここから、ポンプ車のピストンまたはスクイーズの仕組み(※高層や大規模現場では高圧で送れるピストン式が主流です)によって、生コンクリートが配管へと送り込まれ、圧送がスタートします。

3. ✨ 熟練の技!ブーム操作と「筒先」作業

コンクリート圧送のハイライトは、オペレーターによるブーム(アーム)の操作と、打設箇所でホースの先端(筒先)を持つ作業員の連携です。

  1. ブームの正確な誘導: オペレーターは、リモコン一つでブームを自在に操作し、高所や遠い打設箇所まで生コンクリートの経路を正確に定めます。
  2. 筒先でのコントロール: 筒先を持つ作業員は、勢いよく流れ出てくる生コンクリートの流れや角度を微調整し、型枠の隅々まで均一に充填していきます。このとき、コンクリート内の空気を抜きながら打設する細かな技術も求められます。

この一連の作業は、設計通りの強度を持つコンクリート構造物を生み出すための、「生きもの」である生コンクリートを扱う高度な技能が必要とされます。

4. 👷 忘れてはいけない「安全」への徹底

ダイナミックな現場だからこそ、私たちの会社では安全管理を最優先しています。

  • 作業前点検の徹底: ブーム、配管、ポンプの異常がないかを厳重にチェック。
  • 合図の確認: オペレーターと筒先作業員の間で、明確な合図と連絡方法を徹底。
  • 立ち入り禁止区域の明示: 高圧がかかる配管やブームの直下、筒先の前方など、危険区域には関係者以外立ち入りを禁止しています。

一歩間違えれば重大事故につながる作業だからこそ、私たちは緊張感を持ち続け、「無事故・無災害」を目指して作業に臨んでいます。


コンクリート圧送工事は、建物を建てる上で絶対に欠かせない、力強さと繊細さが求められる仕事です。

次回は、この強固な土台の上に、私たちが得意とする「左官工事」でどのように美しさを加えていくかをご紹介します。どうぞお楽しみに!